今日の天気予報をみたら、なんとカンカン照りの快晴!
天気図の等圧線も高気圧がすごいことに!!
これじゃあ、太ってメタボ腹のトリさんも
暑すぎて飛べそうにありません。
メタボ体型に日照りはツライ(´;ω;`)ウッ…
メタボリックシンドローム
内臓脂肪症候群
- 内臓脂肪型肥満の他に、高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上に該当した状態。
- 動脈硬化性疾患の発症リスクが高くなる。
- 予防のため2008年より特定健康診査・特定保健指導が実施。
- 「健康日本21(第2次)」では、「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少」が目標の1つに設定。
診断基準
2005年に日本内科学会や日本肥満学会等の8団体が診断基準を策定した。
腹部肥満の他に、高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上に該当することが条件。
腹部肥満(必須項目)
・ウエスト周囲径:男性≧85㎝、女性≧90㎝
(内臓脂肪面積:男女とも≧100㎠相当)
血糖(選択項目)
・空腹時血糖≧110 mg/dL
血圧(選択項目)
・収縮期(最大)血圧≧130 mmHg かつ/または
拡張期(最小)血圧≧85 mmHg
脂質(選択項目)
・高トリグリセリド(TG)〈中性脂肪〉血症≧ 150 mg/dL
・低HDLコレステロール血症<40 mg/dL
*そのほか特徴的な所見(非診断基準)
- 高コレステロール血症
- 高尿酸血症
- 卵巣における男性ホルモンの過剰産生
- 血液凝固性亢進
動脈硬化の要因
高血糖(2型糖尿病)
- インスリン抵抗性増強による血糖値上昇
- FFA↑
- TNF-α↑
- レジスチン↑
高血圧
- アンジオテンシノーゲンの分泌増加により、血圧上昇
脂質異常症
- トリグリセリド(TG)〈中性脂肪〉↑
- HDLコレステロール↓
- FFA↑
その他
- アディポネクチン↓:動脈硬化抑制低下
- PAI-1↓:血栓形成促進
国家試験 67回PM29
では実際に国試を解いてみましょう!
メタボリックシンドロームの診断基準に含まれるのはどれか.2つ選べ.
- 中性脂肪
- 遊離脂肪酸
- 総コレステロール
- HDL-コレステロール
- LDL-コレステロール
解答
- 中性脂肪 ○
- 遊離脂肪酸
- 総コレステロール
- HDL-コレステロール ○
- LDL-コレステロール
答え.1、4
ゴロみて、ねまれ
メタボリックシンドロームの診断基準にあてはまる項目が多いほど
当然リスクは上がっていきます。
該当者は男性で40歳以上、女性で50歳以上から多くなっているようです。
診断基準のTG≧150mg/dLとHDLコレステロール<40mg/dLは
日本動脈学会、動脈硬化性疾患予防ガイドラインの
「脂質異常症のスクリーニングのための診断基準」と同じです。
高脂血症の分野とリンクさせて、一石二鳥で覚えちゃいましょう!
今回はメタボリックシンドローム診断基準の語呂でした。
まだな!寝ねばねよ~( ゚Д゚)ネムヒー
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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