以前ブームになったチーズハットグ!
カリッ!サクッ!チーズのび~をみんな1度は体験したかったですよね。
そんなハットグがみそ汁の具材として登場しました!!
でも、どう見ても不味そう...見た目もグロい(汗)
さすがに日本のみそ汁に、韓国のファストフードはミスマッチでした。
そりゃあ、一目見ただけで
「ハットグ味噌汁あるよ~ww」って敬遠されちゃいます。
急性心筋梗塞(AMI)
冠動脈の閉塞・狭窄から虚血によって心筋壊死となる状態。
- 主な原因は動脈硬化(喫煙、脂質異常、糖尿病、高血圧)
- 20分以上継続する胸痛
- 聴診でⅢ音、湿性ラ音
- 心電図でST上昇、異常Q波
- 血中に逸脱した心筋マーカーの測定
心筋マーカー
心筋障害により血中に逸脱し、診断に役立つ物質群。
1.ミオグロビン:発症後1~2時間↑
心筋、骨格筋に存在。筋肉組織の崩壊、壊死でも上昇。
分子量が小さいため尿中でも検出。
2.H-FABP(心臓由来脂肪酸結合蛋白):発症後 1~2時間↑
心筋細胞脂質に局在。遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与。低分子蛋白。
3.トロポニンT :発症後 3~4時間↑
筋原線維構造蛋白に局在。他のマーカーに比べて特異性が高いため、
第一選択として推奨。しかし心筋梗塞以外の病態でも上昇する。
例:心不全、多臓器不全、横紋筋融解症、慢性腎不全、敗血症など
4.CK/CK-MB: 発症後 3~4時間↑
骨格筋、心筋などに多く含まれている酵素。
CK-MBがCK(全体)の25%以上の活性を示した場合は偽高値の可能性。
CK-BBの上昇、免疫グロブリンCKやミトコンドリアCKの出現を考慮。
5.心筋ミオシン軽鎖: 発症後 3~6時間↑
筋原線維を構成する収縮蛋白。心筋梗塞に特異性が高い。
6.AST:発症後 3~6時間↑
ほとんど全ての組織に分布する酵素だが、心筋、肝臓、骨格筋、腎臓に多い。
7.LD:発症後 6~8時間↑
LD1優位に上昇する。
アイソザイム分画を調べなければ傷害組織の推定はできないため、
他項目との組み合わせとなる。
LD1 は赤血球にも局在しているため溶血でも上昇。
8.その他
白血球数(WBC):発症後 2~3時間↑
C反応性蛋白(CRP):発症後 24~72時間(1~2日)↑
赤血球沈降速度(ESR): 発症後 48~72時間(2~3日)↑
国家試験 67回PM31
では実際に国試を解いてみましょう!
心筋梗塞発症時に最も早く上昇するのはどれか.
- LD
- CK-MB
- 心筋トロポニンT
- 心筋ミオシン軽鎖
- 心臓型脂肪酸結合蛋白〈H-FABP〉
解答
- LD
- CK-MB
- 心筋トロポニンT
- 心筋ミオシン軽鎖
- 心臓型脂肪酸結合蛋白〈H-FABP〉○
答え.5
ゴロみて、ねまれ
心筋マーカーはどの職種の国家試験でも出題されてきているほど
重要な項目です。心筋梗塞は緊急を要しますからね。
それぞれの項目の時間までは問われないので、数字は覚える必要はありません。
心筋梗塞はいかに早期に見つけるかが大事ですので、マーカーも
早期に上昇する項目が重要なんですね!だから順番を問われます。
臨床では心筋マーカーと共に心不全マーカーの
BNPやNT-proBNPもオーダーしてきます。しっかり区別して覚えましょう。
今回は心筋マーカー(出現順)の語呂でした。
へば、まずな!(@^^)/~~~
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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