重度の金欠で銀行強盗に入ったのですが、
ニューヒーローが登場しました!
犯人、びっくりビビッて汗びっしょりですΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
HbA1c
- グリコヘモグロビン(糖化ヘモグロビン)の1つ
- HbAのβ鎖N末端バリンのアミノ基と、グルコースのアルデヒド基の可逆的なシッフ反応による不安定HbA1c(アルミジン)
- その後、不可逆的なアマドリ転移反応による安定なケトアミン型HbA1c
- 生成は非酵素的反応
- 過去1~2ヵ月間の血糖コントロールを反映
- 基準値:4.6~6.2%(NGSP値)
- 測定法:HPLC法、ラテックス凝集法、酵素法
偽高値
- 鉄欠乏性貧血:Hb減少による代償的赤血球寿命延長。糖化が進む。
- ビタミンB12欠乏
- 脾臓摘出後
- カルバミル化Hb:慢性腎不全(透析)、尿毒症
- アセチル化Hb:大量のアスピリン、ビタミンC(アスコルビン酸)の服用
- アセトアルデヒド化Hb:アルコール大量摂取
- 乳び血症:脂質異常
- 高ビリルビン血症
- Hb異常症:HbF(陰性荷電)
偽低値
- 溶血性貧血
- 脾臓機能亢進:肝硬変
- 妊娠
- 出血
- 鉄欠乏性貧血の治療開始時:鉄剤投与
- 腎性貧血:エリスロポエチン投与(幼若赤血球の増加)
- 輸血後
- Hb異常症:HbS(陽性荷電)
偽高値・偽低値まとめ
試験だけのためなら、偽高値か偽低値の
どちらか一方を覚えて残りは消去法でもいいかもしれません。
実際のところ、現場では偽低値での測定機器のエラーメッセージが
多いように感じられますし、原因が溶血性貧血や出血など
緊急を要することがあるので、偽低値を先に覚えた方がいいかもですね。
国家試験 66回AM33
では実際に国試を解いてみましょう!
過去約2か月の平均血糖値から想定されるHbA1c値より測定値が高値になるのはどれか.
- 輸血後
- 腎性貧血
- 大量出血後
- 溶血性貧血
- 鉄欠乏性貧血
解答
- 輸血後 ×:偽低値
- 腎性貧血 ×:偽低値
- 大量出血後 ×:偽低値
- 溶血性貧血 ×:偽低値
- 鉄欠乏性貧血 ○:偽高値
答え.5
ゴロみて、ねまれ
HbA1cは糖尿病のモニタリングに用いられますが、
今回のような偽高値、偽低値の場合は利用できません。
そんな時に出番となるのが、
グリコアルブミン(GA)、
1,5-アンヒドログルシトール(1,5-AG)
を代用するってことなんですよね~
今回はHbA1c偽高値の語呂合わせでした!
へば、まだな~(^^)/~~~
出典:第66回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp200414-07a_01.pdf
コメント