窓ガラス清掃って大変そうですよね。
高所恐怖症の自分にはできないので、
あんな高いところに浮いた状態で作業しているのは凄い!
外観が綺麗だと、出社もやる気が出てきます!!
清掃員さん、いつもありがとうございます。
測定法
ジアゾ法
ジアゾベンゼンスルホン酸を成分としたEhrlichのジアゾ試薬と血清ビリルビンを反応させ、
生じたアゾ色素を比色測定する。反応促進剤によって方法が異なる。
- マロイ・エベリン(Malloy-Evelyn)法:メチルアルコール
- イエンドラシック・グロフ(Jendrassik-Grof)法:カフェイン-安息香酸
- ミカエルソン(Michaelsson)法:ダイフィリン
溶血血清は負誤差となる。
化学酸化法
酸化剤にメタバナジン酸または亜硝酸が用いられる。
メタバナジン酸によってビリルビンをビリベルジンに酸化し、
ビリルビンの極大波長450nmでの吸光度の減少により測定する。
界面活性剤を添加することで総ビリルビン測定が、
無添加で直接ビリルビン測定が可能である。
酵素法
ビリルビンにビリルビンオキシダーゼを加えてビリベルジンに酸化する。
このときのビリルビン450nmでの吸光度の減少を測定する。
pH7~8の条件下で総ビリルビンを、酸性下で直接ビリルビンを比色定量する。
直接ビリルビン値はジアゾ法に反応性をあわせているため、δ-ビリルビンを測り込んでしまう。
現在は一部の酵素法でβ-ビリルビンとγ-ビリルビンのみを測定する試薬が発売されている。
直接比色法
新生児黄疸測定のための方法。
ビリルビンの極大吸収波長450nmを利用し、総ビリルビンを測定している。
新生児の足裏部穿刺キャピラリー採血が行われるが溶血しやすいため、
直接比色法で二波長補正方式にて測定される。
その他
- HPLC法
- ドライケミストリ法
国家試験問題 第67回AM37
では実際に国試を解いてみましょう!
ビリルビンの極大吸収波長[nm]はどれか.
- 260
- 340
- 450
- 540
- 570
解答
- 260 ×:核酸(DNA・RNA)
- 340 ×:NADH、NADPH(酵素項目)
- 450 ○
- 540 ×:ジアゾ法のアゾ色素 またはヘモグロビン(Hb)
- 570 ×:ヘモグロビン(Hb)
答え.3
ゴロみて、ねまれ
国試ではビリルビンの動態についてよく問われます。
直接ビリルビン、間接ビリルビンの特徴、ジアゾ試薬との反応性。
そこから転じて測定法について問われますが、
大体は波長数と波長の増減の問題です。
340nm波長の増減項目についても、後々触れていきます。
今日はビリルビンの極大吸収波長についての語呂合わせでした。
それではまた!せばな~(ノД`)・゜・。
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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