リポ蛋白の比重の語呂

第67回AM

アイドルの道は厳しい!

声を当てるのが、とろサーモンのキャラクターボイスなんて!!

高精細度ビデオで放送されるといっても、

やる気なかなか上がりませんよね~

 

リポ蛋白の種類と特性

比重の小さい順(サイズの大きい順)に記載。

 

1.カイロミクロン(CM)

  • 比重が一番小さい(<0.951)
  • サイズが一番大きい。
  • 外因性トリグリセリド(TG)が主な成分。含有比CM>VLDL>IDL。
  • アポ蛋白A-Ⅰ、B-48、C-Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、Eを含む。
  • 食事中の外因性トリグリセリドの転送。
  • 外因性コレステロールの肝臓への転送。
  • カイロミクロンから生じるカイロミクロンレムナントが、肝臓のアポリポ蛋白E受容体と結合して細胞に取り込まれる。

 

2.VLDL

  • 比重0.951~1.006
  • 内因性トリグリセリドが主成分。
  • LPL(リポ蛋白リパーゼ)の作用でIDLを経てLDLとなる。(補酵素アポ蛋白C-Ⅱが必要)
  • アポ蛋白B-100、C-Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、Eを含む。

 

3.IDL

  • 比重1.006~1.019
  • トリグリセリドとコレステロールが主要成分。
  • 電気泳動ではVLDLのpreβ位とLDLのβ位の中間に位置する。

  

4.LDL

  • 比重1.019~1.063
  • エステル型コレステロールの含有量が最も多い。
  • 主なアポ蛋白はB-100
  • 血中で合成される。
  • コレステロールやリン脂質を肝臓から末梢組織へ運搬する。

 

5.HDL

  • 比重が一番大きい(1.063~1.21)。
  • サイズが一番小さい
  • 蛋白含有量が最も多い。
  • 末梢組織から肝臓へコレステロールを運搬する(動脈硬化になりにくい)。
  • アポ蛋白はA-Ⅰ、A-Ⅱ、C-Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、E。
  • LCAT(レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ)を含む。
  • HDLコレステロール:男<女
  • 電気泳動ではα位に泳動される。

 

国家試験問題 第67回AM40

では実際に国試を解いてみましょう!

 

中間比重リポ蛋白〈IDL〉の比重について正しいのはどれか.

  1. HDL3とHDL2の中間
  2. HDL2とLDLの中間
  3. LDLとVLDLの中間
  4. VLDLとCMの中間
  5. CMとCMレムナントの中間

 

 

解答

  1. HDL3とHDL2の中間 HDLはさらに細かくHDL3とHDL2の亜分画が存在する。
  2. HDL2とLDLの中間
  3. LDLとVLDLの中間 ○
  4. VLDLとCMの中間
  5. CMとCMレムナント

答え.3

 

ゴロみて、ねまれ

比重が大きければサイズは小さく、

比重が小さければサイズは大きくなります!

具体的な比重の数値は「1.063」をキーポイントに出題されていました。

HDLの比重だけは覚えましょう。

HDLは特に出題されやすいので、

主要成分や対応アポ蛋白の種類とその機能まで覚えるのが理想です!

でも覚えること多い(泣)

 

今日はリポ蛋白の比重の語呂合わせでした。

じゃあの~せばまたまんずな~( ´Д`)ノ~バイバイ

 

 

 

出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf

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