過酸化水素・ペルオキシダーゼ系呈色反応まとめ

ペルオキシダーゼ系呈色 第66回AM

測定法の反応過程って

なかなか覚えるところまでは厳しいですよね(;”∀”)

だから問題で出されても、何のことやらさっぱり

今回は過酸化水素・ペルオキシダーゼ系呈色反応をまとめです。

ざっくり覚えておきましょう!!

 

POD法がある項目の語呂

ホットドリンクで脂っこい口の中、

リセットしましょう!

温かいので、さらに脂が流れやすい!!

 

*この語呂合わせは、国試では不要だと思います。

どちらかというと臨床検査士試験向きです。 

ざっくり反応式

 

特徴

  • 生成した過酸化水素にペルオキシダーゼの存在下、色原体(水素供与体)と4-AA(アミノアンチピリン)を酸化縮合させる反応
  • 色原体(水素供与体)にはフェノールやアニリン系、トルイジン系がある
  • 色原体(水素供与体)を変えることで分析感度を変更できる
  • 基質濃度の測定に用いられることが多く、終点分析法として用いられる
  • 有色物質に変化させるため、可視光線(400~800nm)を用いる
  • 内因性干渉物質の消去が可能
  • 還元性物質(アスコルビン酸ビリルビン)はPODの基質となり負誤差が生じる

  

  

国家試験 66回AM38

では実際に国試を解いてみましょう!

 

過酸化水素・ペルオキシダーゼ系呈色反応で正しいのはどれか.

  1. 脱水素酵素を使用する
  2. 測定波長は340nmである
  3. 吸光度の減少量を測定する
  4. 共存物質の影響を受けにくい
  5. 分析感度を変化させることができる

 

 

解答

  1. 脱水素酵素を使用する ×:酸化酵素(オキシダーゼなど)
  2. 測定波長は340nmである ×:色原体は可視光線(400~800nm).340nmは主に酵素項目
  3. 吸光度の減少量を測定する ×:色原体により有色にするため増加
  4. 共存物質の影響を受けにくい ×:PODの特異性は低い(アスコルビン酸・ビリルビン)
  5. 分析感度を変化させることができる :色原体の種類によって変化可能

答え.

 

おべで(憶えて)、ねまれ

今回はペルオキシダーゼ系呈色反応についてでした!

反応式の流れを雰囲気だけでも掴むと、覚えやすいと思います。

感度や誤差についての特徴はそこに肉付けしていけばいいんです。

  

ではでは、また次回で!

せばな~(^.^)/~~~

 

 

出典:第66回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf

コメント

タイトルとURLをコピーしました