患者試料を用いた精度管理の語呂

患者データを用いる精度管理 第66回AM

今日泊まるハズだった観光ホテルの

テレホンナンバー(電話番号)がわからない!

これは勘でしらみつぶしに

電話掛けまくるしかありませんね(汗)

てか、ググれよ( `ー´)ノ

患者集団データを用いた手法

1.ナンバープラス法

  • ホフマンにより発表
  • 多数の患者データの分布図を作成
  • 最頻度値を超えるデータの割合を求める
  • 長期の患者全体のシフト現象や異常高値の割合を評価可能
  • 実用性がないため、現在は使われない

 

2.正常者平均法

  • 正常者平均」から患者試料を使うと推測できる
  • ホフマンとワイドにより発表
  • 測定法のかたよりを管理する方法
  • 毎日の患者データから基準範囲内のもの(正常値)を選ぶ
  • 選ばれた正常値の平均をプロットし管理する
  • 正確さの長期管理、検査室間の測定法、測定値比較に有効な場合がある
  • 検体採取、保存、前処理上の問題など検体固有の変動要因管理

 

3.潜在基準値平均法

  • 正常者平均法の改良
  • 患者構成の変化に影響されない
  • できるだけ正常に近いデータに限定して求める
  • 多数の検査項目が同時に測定されている場合に適応可能

 

4.反復測定法(クロスチェック法)

  • 検査終了検体を保存、再度測定し前回値との差で管理
  • 短期間の安定性を確保
  • 複数の施設で測り施設間差を求める(外部精度管理)
  • 管理試料の安定性チェック
  • 分析機器の精度チェック
  • 同一ロットの管理試料がない場合(保管管理不良)
  • 市販管理試料がない場合
  • 長期検体の保管が困難な場合

 

5.|R/Xbar|管理法

  • 血球計数計測の管理
  • 前日の患者試料10検体を冷蔵保存
  • 翌日の反復測定値との差(r)と平均(xbar)
  • r/xbarを全検体について平均した|R/Xbar|を指標とする

 

個別データ管理手法

1.項目間チェック

  • 検査値相互の矛盾を検出(検査過誤)
  • 測定異常や病態異常の推定
  • 関連して変動する項目を利用
  • 項目間で測定値の比や差をとる
  • 設定した限界値と比較

例:AST/ALT、UN/クレアチニン、Ca/IP、Na/Cl

 

デルタチェック法(前回値チェック)

  • 分析過誤の検出・防止
  • 病態急変の推定
  • 固体内変動の小さい項目を使用
  • 同一患者の今回値と前回値を利用
  • 今回値と前回値の差を求める
  • 設定した限界値と比較

複数の項目を使用:多変量デルタチェック法、累積デルタチェック法、出現実績ゾーン法

 

3.極端値チェック法(low-highチェック)

  • 極端値」から患者試料を使うと推測できる
  • 極端な異常値(パニック値)を拾い上げる
  • 検量線の範囲を設定し、外れた高値・低値検体を検出
  • チェックする項目が多いとデータの検索が不十分となり、検出効果がなくなる

他に、上下限チェック、高値/低値チェック、限界値チェック

 

国家試験 66回AM10

では実際に国試を解いてみましょう!

 

内部精度管理法で患者データを用いるのはどれか.2つ選べ.

  1. 累積和法
  2. Xbar-R管理図法
  3. 項目間チェック法
  4. デルタチェック法
  5. マルチルール管理図法

 

 

解答

  1. 累積和法 ×:精度管理試料
  2. Xbar-R管理図法 ×:精度管理試料
  3. 項目間チェック法 
  4. デルタチェック法 
  5. マルチルール管理図法 ×:精度管理試料

答え.3

 

  

 

ゴロみて、ねまれ

患者試料を用いた精度管理法は

大体が名前から患者試料を使うかどうか推測できます!

逆に言えば、出題者は推測が付きづらい名前のものを

選んでくるんですね~

それが今回の語呂合わせとなっています!!

 

今回は患者試料を用いた精度管理の語呂合わせでした。

まだ今度な~( ´Д`)ノ~バイバイ

 

 

 

出典:第66回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp200414-07a_01.pdf

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