な、なんと!?
タコ壺漁に出たら、マグロが引っかかってました!
まさに海老で鯛を釣るですね!!
マグロがこんな簡単に獲れるなんて、
思わずニンマリ笑みがこぼれちゃいます(〃艸〃)ムフッ
蛋白分画:通常パターン
電気泳動法による血清蛋白分画では、
Alb、α1、α2、β、γ の5つの分画に色素による染色で可視化される。
陽極側からそれぞれの分画の主な蛋白質は、
Alb分画
- アルブミン
α1分画
- α1-アンチトリプシン
- α1-リポプロテイン
- α1-アシドグリコプロテイン
α2分画
- セルロプラスミン *頻出
- ハプトグロビン *頻出
- α2-マクログロブリン
- α2-リポプロテイン
β分画
- トランスフェリン *頻出
- ヘモペキシン *頻出
- 補体C3,C4
- β-リポプロテイン
γ分画
- IgG
- IgM
- IgA
- IgD
- IgE
- フィブリノゲン(通常出現しないが、M蛋白と間違えやすいので注意!)
蛋白分画:M蛋白血症パターン
モノクローナル(M)蛋白血症
腫瘍性に増加した単クローン性の免疫グロブリン(主にIgG,IgM)。
単クローン性の増殖のため、Alb分画のようなシャープなMピークが検出。
代表的な疾患
- 多発性骨髄腫:悪性
- 原発性マクログロブリン血症:悪性
- 単クローン性γ-グロブリン血症(MGUS):良性
- 重鎖(H鎖)病:良性
多発性骨髄腫は骨髄腫瘍がM蛋白(IgG,IgA,IgD,IgE,Bence-Jones)を産生。
原発性マクログロブリン血症は 形質細胞様リンパ球がIgMを産生。
国家試験 67回PM12
では実際に国試を解いてみましょう!
M蛋白が検出されるのはどれか.2つ選べ.
- 骨髄線維症
- 多発性骨髄腫
- Hodgkin リンパ腫
- 急性リンパ性白血病
- 原発性マクログロブリン血症
解答
- 骨髄線維症
- 多発性骨髄腫 ○
- Hodgkin リンパ腫
- 急性リンパ性白血病
- 原発性マクログロブリン血症 ○
答え.2、5
ゴロみて、ねまれ
蛋白分画では他にもα2とβ分画の蛋白も覚える必要がありますし、
電気泳動法の原理や使用するもの
(膜、支持体、緩衝液、染色液、脱色液、透明化液)も
問われるので、結構範囲広いんですよね。
ときには「電気浸透」について問われることも(汗)
それらはまた後日触れますね。
今回はM蛋白の語呂でした。
まずねねねな~(´ぅω・`)ネムイ
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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