心不全の語呂

第67回AM

心不全重症度マーカー

BNP

脳性ナトリウム利尿ペプチド

心室で合成されるホルモン。利尿作用と血管拡張作用がある。

心室へのストレスによって合成が亢進するため、心不全機能評価に使われる。

不安定で測定試料も血漿に限られる。

NT-proBNP

脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N末端フラグメント

血中濃度が安定している。血清も試料にできる。

ほとんどが腎臓から排泄されるため、軽度の腎機能低下でも高値を呈する。

 

国家試験 67回AM14

では実際に問題を解いてみましょう!

心不全の重症度評価に用いられるのはどれか.

  1. AST
  2. BNP
  3. CK
  4. LD
  5. トロポニン

 

解答

  1. AST ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
  2. BNP ○:心不全の重症度評価
  3. CK ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
  4. LD ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
  5. トロポニン ×:心筋梗塞時の逸脱酵素

答え.

ゴロみて、ねまれ

 

BNPってよく心筋マーカーと一緒にオーダーされるので、同じもんだと思っちゃいますよね。

最近うちでもNT-proBNP導入したのですが、値のスケールが全然違うので、慣れるまで時間がかかりそうです(汗)

せば、まだな~(^.^)/~~~

 

出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf

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