「かえで」と「もみじ」の違い知ってますか?
実はどちらもカエデ科カエデ属の分類学上、一緒です!
「かえで」と「もみじ」 を区別しているのは日本だけみたいですね~
「かえで」 は葉の形が、カエルの手に似ていることから
「かえるで」→「かえで」と呼ばれるようになりました。
一方、「もみじ」は紅葉するという動詞「もみづ」に由来し、
紅葉する葉を総称して呼びます。
見た目の区別は、深い切れ込みがあれば 「もみじ」 ということですね!
脂溶性ビタミン
食事から摂取される脂溶性ビタミンは、
カイロミクロンに取り込まれ、レムナントとして肝臓に輸送される。
1.ビタミンA(レチノール)
- β-カロチン(緑黄色野菜)として摂取される。
- レチノール結合蛋白と結合。
- 欠乏症:夜盲症、結膜乾燥症
- 抗酸化作用がある。
2.ビタミンD(カルシフェロール)
- 小腸でのCa、リン酸吸収亢進。
- 尿細管でのCa再吸収亢進。
- 骨からのCa溶出。
- 紫外線により体内のビタミンDが活性化。
- 肝臓で25位が水酸化され25-ヒドロキシビタミンDとなり、腎臓で1α位が水酸化を受け1,25-ジヒドロキシビタミンDになる。
- 欠乏症:くる病、骨粗鬆症、骨軟化症
3.ビタミンE(トコフェロール)
- 抗酸化作用がある。
- 欠乏症:新生児溶血性貧血
4.ビタミンK(メナキノン)
- 肝臓での血液凝固因子生成に必須。
- ビタミンK依存性蛋白:凝固因子Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ、プロテインC・S。
- γ-グルタミルカルボキシラーゼに補酵素として作用。
- 欠乏症:新生児メレナ、血液凝固障害
国家試験 第67回AM43
では実際に国試を解いてみましょう!
ビタミンDの25位を水酸化する臓器はどれか.
- 肺
- 肝臓
- 胸腺
- 腎臓
- 副甲状腺
解答
- 肺 ×
- 肝臓 ○
- 胸腺 ×
- 腎臓 ×:1α位が水酸化
- 副甲状腺 ×
答え.2
ゴロみて、ねまれ
今回の問題は脂溶性ビタミンと直結する内容ではありませんが、
脂溶性ビタミンがもっぱら肝臓に運ばれ、そこで貯蔵されていることから
答えを導くことができます。
問題内容としては最近汎用機での導入が行われた、
25- ヒドロキシビタミンDの問題でしたね!
ときどき国試には 、その年の話題となった検査項目について
問われることがあります。まさに時事問題ですね!
担当の先生や臨地実習先に最近のHotニュースを教えてもらいましょう!
技師会の会報や検査の医学誌などをサラッと目を通しておくのもいいかもですね。
今日は脂溶性ビタミンの語呂合わせでした。
まだな~~( ´Д`)ノ~バイバイ
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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