心不全重症度マーカー
BNP
脳性ナトリウム利尿ペプチド
心室で合成されるホルモン。利尿作用と血管拡張作用がある。
心室へのストレスによって合成が亢進するため、心不全機能評価に使われる。
不安定で測定試料も血漿に限られる。
NT-proBNP
脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N末端フラグメント
血中濃度が安定している。血清も試料にできる。
ほとんどが腎臓から排泄されるため、軽度の腎機能低下でも高値を呈する。
国家試験 67回AM14
では実際に問題を解いてみましょう!
心不全の重症度評価に用いられるのはどれか.
- AST
- BNP
- CK
- LD
- トロポニン
解答
- AST ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
- BNP ○:心不全の重症度評価
- CK ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
- LD ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
- トロポニン ×:心筋梗塞時の逸脱酵素
答え.2
ゴロみて、ねまれ
BNPってよく心筋マーカーと一緒にオーダーされるので、同じもんだと思っちゃいますよね。
最近うちでもNT-proBNP導入したのですが、値のスケールが全然違うので、慣れるまで時間がかかりそうです(汗)
せば、まだな~(^.^)/~~~
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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