今回は酵素活性の計算問題です!
今回の問題は酵素の1国際単位、
[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素量
さえ覚えておけば解ける問題です!
あとはSI接頭語のマイナスのもの(10-n)は
計算問題を解く基礎となりますので覚えましょう!!
覚えるというより、計算問題解いてるうちに
慣れていきますよ~(*^^)v
SI接頭語
国家試験で問われるほとんどが、値の小さい10-nの単位変換です!
M(メガ)とかG(ギガ)とか、スケールの大きいものはあまり出ませんよ~
以下のものは覚えてほしいです!!
- d(デシ):10-1
- m(ミリ):10-3
- µ(マイクロ):10-6
- n(ナノ):10-9
- f(フェムト):10-15
国家試験 67回PM40
では実際に国試を解いてみましょう!
血清10µLを使用して10分間の酵素反応を
行ったところ、10nmolの基質量が変化した.
酵素量〔 U/L 〕はどれか.
- 1
- 10
- 100
- 1,000
- 10,000
解答
「[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素量」に当てはめていく。
問題では、10分間で10nmol変化したのだから、十分の一の
1分間では10nmol/10 = 10×10-9×10-1 mol = 10-9mol
10-9molをμmol(µ=10-6)に変換する。
10-9mol = 10-3×10-6mol = 10-3µmol
よって1分間で10-3µmol変化したので、U=10-3
これが問題では血清10µLでの反応だが、問われているのは
〔 U/L 〕なのでUに10-3 、Lに10µを代入すると、
〔 10-3/10µ〕=10-3/10×10-6
=10-3×105 =102=100 〔U/L〕
答え.3
かじょして(数えて)、ねまれ
今回の問題は【[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素】
さえ知っていれば解けるんです!
なにせ問題に〔 U/L 〕、 『UをL(リットル)で割れば答えですよ~』
、と教えてくれてるんです!!優しいですね~(笑)
SI接頭語も多用しますが、使用頻度が高いのは
- m(ミリ):10-3
- µ(マイクロ):10-6
- n(ナノ):10-9
問題どんどん解いて慣れましょう!!!( ..)φカキカキ
今回は酵素活性の計算問題でした。
へばまんずな!(^_^)/~
出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf
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