ALPアイソザイムの語呂

ALPアイソザイムの語呂 第67回PM

カンカン照りの中、散骨です。

天気が良くないと船出ませんからね~

カンカン照りということは、

やっぱり太陽が頭上にある、正午の真っ昼間!

めちゃくちゃ暑いです。

礼服だと厳しいですね~

ちなみに散骨って、日本だと結構手続きが面倒見たいですね汗)

 

ALP(アルカリフォスファターゼ)

全組織に分布する酵素だが、特に腎臓、小腸、骨、胎盤、肝臓などに

多く分布している。

骨疾患や肝・胆道系疾患などで上昇。

  • 加水分解酵素(+転移酵素)
  • 2量体
  • 活性中心Zn2+
  • Mg2+賦活剤(活性化)
  • JSCC勧告法:4-ニトロフェニルリン酸(4-NPP)を基質
  • JSCC勧告法:エチルアミノエタノール(EAE)緩衝液は空気中の二酸化炭素による影響を受けやすく、pH低下。
  • 抗凝固剤(EDTA、クエン酸、シュウ酸、NaF)の採血管は、Zn2+やMg2+キレートしALP活性が低下する。

  

アイソザイムの要点

 

1.ALP1:高分子

増加:閉塞性黄疸、転移性肝癌、胆道系疾患

 

2.ALP2

健常成人で主となるアイソザイム。

ノイラミニダーゼ感受性が大きい(電気泳動でALP2とALP3を明確に分ける)。

増加:肝硬変、肝炎、肝癌、薬物中毒性肝炎

 

3.ALP

小児で主となるアイソザイム(骨形成)。

増加:悪性腫瘍(前立腺や乳癌など)の骨転移、副甲状腺機能亢進症、骨折の修復

 

4.ALP4胎盤

妊娠後期に約2倍に上昇。

耐熱性がある。

フェニルアラニンによって強く阻害される。

増加:妊娠後期

 

5.ALP小腸

血液型B型・O型の分泌型は食後上昇する。

フェニルアラニンによって強く阻害される。

増加:肝硬変腎不全糖尿病

  

6.ALP: 免疫グロブリン結合型

増加:潰瘍性大腸炎

国家試験 67回PM35

では実際に国試を解いてみましょう!

 

上昇するアイソザイムと疾患の組合せで正しいのはどれか.

  1. ALP1 ー 閉塞性黄疸
  2. ALP2 ー 悪性腫瘍の骨転移
  3. ALP3 ー 肝硬変
  4. ALP4 ー 腎不全
  5. ALP5 ー 潰瘍性大腸炎

 

 

解答

  1. ALP1 ー 閉塞性黄疸 
  2. ALP2 ー 悪性腫瘍の骨転移 ×:悪性腫瘍の骨転移はALP3
  3. ALP3 ー 肝硬変 ×:肝硬変はALP2かALP5
  4. ALP4 ー 腎不全 ×:腎不全はALP5
  5. ALP5 ー 潰瘍性大腸炎 ×:潰瘍性大腸炎はALP6

答え.

 

ゴロみて、ねまれ

ALPは最近、JSCC勧告法からIFCC勧告法に切り替わったばかりなので、

時事的問題として出題されるかもです!

IFCC勧告法の要点としては、

  • 健常者の偽陽性率が減少(特に小腸型)。
  • JSCCに比べ測定値が1/3。

細かい試薬の組成や測定法の反応過程は

2級臨床検査士では問われるかもですが、それは別の機会に!

 

 

今回はALPアイソザイムの語呂合わせでした。

まんず、ねねねな~( ´Д`)ノ~バイバイ

 

 

 

出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf

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