U/L 酵素活性の計算問題

酵素活性の計算問題 第67回PM

今回は酵素活性の計算問題です!

今回の問題は酵素の1国際単位、

[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素量

さえ覚えておけば解ける問題です!

あとはSI接頭語のマイナスのもの(10-n)は

計算問題を解く基礎となりますので覚えましょう!!

覚えるというより、計算問題解いてるうちに

慣れていきますよ~(*^^)v

 

SI接頭語

国家試験で問われるほとんどが、値の小さい10-nの単位変換です!

M(メガ)とかG(ギガ)とか、スケールの大きいものはあまり出ませんよ~

以下のものは覚えてほしいです!!

  • d(デシ):10
  • m(ミリ):10-3
  • µ(マイクロ):10-6
  • n(ナノ):10-9
  • f(フェムト):10-15

 

国家試験 67回PM40

では実際に国試を解いてみましょう!

 

血清10µLを使用して10分間の酵素反応を

行ったところ、10nmolの基質量が変化した.

酵素量〔 U/L 〕はどれか.

  1. 10
  2. 100
  3. 1,000
  4. 10,000

 

 

解答

「[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素量」に当てはめていく。

問題では、10分間で10nmol変化したのだから、十分の一の

1分間では10nmol/10 = 10×10-9×10-1 mol = 10-9mol

10-9molをμmol(µ=10-6)に変換する。

10-9mol = 10-3×10-6mol = 10-3µmol

よって1分間で10-3µmol変化したので、U=10-3

 

これが問題では血清10µLでの反応だが、問われているのは

U/L 〕なのでU10-3 Lに10µを代入すると、

〔 10-3/10µ〕=10-3/10×10-6

=10-3×105 =102100 〔U/L〕

 

 

答え.3

 

かじょして(数えて)、ねまれ

今回の問題は【[U]:1分間に基質1μmolを変化させる酵素】

さえ知っていれば解けるんです!

なにせ問題に〔 U/L 〕、 『UL(リットル)で割れば答えですよ~』

、と教えてくれてるんです!!優しいですね~(笑)

SI接頭語も多用しますが、使用頻度が高いのは

  • m(ミリ):10-3
  • µ(マイクロ)10-6
  • n(ナノ)10-9

問題どんどん解いて慣れましょう!!!( ..)φカキカキ

 

今回は酵素活性の計算問題でした。

へばまんずな!(^_^)/~

 

 

 

出典:第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/dl/tp210416-07a_01.pdf

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